救助費用

あの三人救助にかかった費用は億単位だそうだが、このままいくと一人当たり35万円請求されるだけに留まるらしいhttp://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/04/18/04.html。俺は反対だ。断固反対だ。「国費=税金」で、救助費用も当然「国費=税金」から支出されている。税金の支出が正当か同化の判断基準は先ず第一に「当該支出を国民全体の負担とするのが適切か否か」であるはずだ。当たり前で単純なことだが、このことは何度でも確認した方がいい。そうでなければ論点をずらされて煙に巻かれる可能性があるからだ。
もちろん、「国民全体の負担とするのが適切か否か」の判断は、その時その時の空気に流されるべきではない。現在三人に対する非難が高まっているから、三人に負担させるべきだという議論に私は与しないし、それは間違っていると思う。「国民全体の負担とするのが適切か否か」の判断は、空気に流されず客観的になされるべきだ。例としては適切ではないが、いわゆる懲罰的賠償請求のようなことはすべきではない。
私は、今回の事件が自作自演でなければ、費用の全額を三人がもつ必要はないと思っている。しかし、35万はいかんせん安すぎる。先ずかかった費用総額を明らかにして、そのうち何割を負担させるかを、当人達の支払い能力をも勘案して決定すべきだろう。それが公平ってもんだ。ましてや自作自演だとすれば、その額がいくらであろうと全額本人負担に決まっている。結果、自己破産するしかなくなるんだろうけど、けじめは必要だ。